「ロイヤル」の称号を授けられたダイヤモンドの名門ジュエラー

1854年にオランダ、アムステルダムで創業したロイヤル・アッシャー。世界史上最大、3,106ctのダイヤモンド原石「カリナン」のカットや革新的なダイヤモンドカットの開発など、歴史に残る数々の偉業を成し遂げました。長年の功績と信頼が称えられ、1980年と2011年の二度に亘り、オランダ王室から「ロイヤル」の称号を授けられました。それは、ダイヤモンド業界の最高峰に立ったことを意味し、まさにその時から、ダイヤモンドの名門ジュエラーとして世界各国から賞賛を集め続けているのです。

ロイヤルアッシャーとは

CULLINAN 世界最大のダイヤモンド原石「カリナン」

1905年に南アフリカで世界最大のダイヤモンド原石「カリナン(3,106ct)」が発見され、英国国王・エドワードVII世に献上されました。 当時、世界一のカット職人と呼ばれていたジョセフ・アッシャーは「カリナン」のカットを託され、見事「カリナン」のカットに成功。9個の大きなダイヤモンドと複数の小さなダイヤモンドに姿を変えた「カリナン」のうち、もっとも大きな「カリナンI世」は英国王室の王笏に、二番目に大きな「カリナンII世」は大英帝国王冠に飾られ、今もなお、英国王室の至宝としてロンドン塔の「クラウン・ジュエル」に展示され、その高貴な輝きは、訪れる世界中の人々を魅了しています。

CULLINAN GRANNY’S CHIPS カリナン・グラニーズ・チップス

「カリナン」のカットから50年後の1958年、エリザベスII世女王陛下は、 オランダのアッシャー社をご訪問されました。 その日、女王陛下の左胸に輝いていたのは、「カリナンIII世(94.40ct)」と 「カリナンIV世(63.60ct)」を飾った「グラニーズ・チップス」と呼ばれるブローチ。 「カリナン」のカットに携わったアッシャー兄弟のうち、ただ一人存命であったルイス・アッシャーと 対面された女王陛下は、彼の目がほとんど見えなくなっていることに気づき、 ブローチを外して彼の手に触れさせたといわれています。

GOLDEN BOOK 歴史を物語る来賓者名簿

ロイヤル・アッシャー社には「ゴールデンブック」と呼ばれる 来賓者名簿が大切に保管されています。 これは、世界の王室や各国首脳などの国賓が、 ロイヤル・アッシャー社を訪問された際にご署名いただくものです。 エリザベスII世女王陛下をはじめ、世界各国のVIPの名が連ねられた「ゴールデンブック」は ロイヤル・アッシャー社が刻んできた 歴史の重さを物語る輝かしい記録です。

TITLE OF ROYAL オランダ王室から授けられた「ロイヤル」の称号

「カリナン」のカットに代表される偉業を成し遂げるとともに、 ダイヤモンド業界のリーダー的役割を担ってきたロイヤル・アッシャー社。 その功績と信頼に対して、1980年にオランダ王室から「ロイヤル」の称号を授けられました。 この「ロイヤル」という言葉はオランダでは非常に格式の高い言葉であり、 その業界を代表する会社にオランダ王室から授与される称号となります。 ロイヤル・アッシャー社は2011年にもオランダ王室より「ロイヤル」の称号を再び授与され、 ダイヤモンド業界のリーディング・カンパニーであることが改めて世界に知られることとなりました。

INHERITANCE 連綿と受け継がれるダイヤモンドへの情熱

ロイヤル・アッシャー社は創業以来、ダイヤモンドが持つ最大の輝きを導き出すため、一世紀以上もの歳月をかけて飽くなき研究と開発を積み重ねてきました。 一般のジュエリーに多く見られる「アッシャー・カット」や「トリリアント・カット」の原型はロイヤル・アッシャー社が開発したもの。貴重なダイヤモンドの原石にカットや研磨を施し、唯一無二の宝飾品として輝かせる「ダイヤモンドのスペシャリスト」の信念は、ダイヤモンドの歴史とともに歩み、そしてその歴史を塗り替えていくのです。

DIAMOND CUTTER 唯一無二の輝きを生むカットへのこだわり

ロイヤル・アッシャー・カット

1902年にジョセフ・アッシャーによって開発された「アッシャー・カット」は、革新的な『スクエアカット』として、他社が追随するほどの模範的カットとして知られています。その後、ダイヤモンドが持つ最大限の輝きを導き出すという信念のもと研究と改良を積み重ね、2000年に新しく開発された「ロイヤル・アッシャー・カット」はステップカットの特徴である上品で透明感のある輝きに加え、戻ってくる光の総量がさらに多くなるよう考案されました。ブランドのレジェンドを象徴する「カリナンⅠ世」、「カリナンⅡ世」と同等の数、合計74面のファセットを有する「ロイヤル・アッシャー・カット」は、強い輝きと精緻な光の美しさ、シャープなフォルムが特徴であり、ロイヤル・アッシャー社だけが生み出すことが出来るオリジナルカットになります。

ロイヤル・アッシャー・ブリリアントカット

2013年、5代目エドワード・アッシャーと6代目マイク・アッシャー親子は、74面体からなる理想的なラウンドブリリアントカットの研究を始めました。伝統的な58面体のラウンドブリリアントカットのガードルに近い場所に、新たに16面のファセットを加えることで、2015年に、より強いブリリアンス(白い輝き)と、ガードル付近からは、より強いシンチレーション(きらめき)を生み出すことに成功しました。 アッシャー・ファミリーにとって、カリナンⅠ世、Ⅱ世と所縁のある74面体へのこだわりは、伝統的な優雅さとモダンで美しい輝きのハーモニーを兼ね備えた新しい輝きを放つダイヤモンドジュエリーを可能にしました。

婚約指輪

結婚指輪

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